電子カルテが手入力より優れている点
電子カルテというと、とても便利そうな言葉の響きを持っています。
紙のカルテよりも電子の方がデータ管理や閲覧の点でも簡単に行えそうだというのは確実ですし、送信なども可能になるために郵送費用もかかりません。
ですが、電子カルテの本当の便利さというのは、そうした保管や管理の問題のみに留まるものではありません。
これを採用していくことによって、医療の現場で起こり得る様々な問題点も同時に解消できるようになるのです。
医療現場で特に重要視されるのが、人間によるミスが起こってしまうことです。
医師や看護師が医療行為を携わる際に、情報の伝達に齟齬が出てしまえば、それぞれが正確な仕事をしていても全てが台無しになってしまいます。
これまでは手入力された紙のカルテで意思の疎通がなされていたため、そこで失敗が起こることもありえました。
患者に投与するべき薬剤の種類や量がカルテに書かれ、医師から看護師に渡された場合、文字の解読で間違いが起こることは予想されるべき事態です。
6が0に見えてしまうなどのこともあり、それで点滴に使う薬剤の分量を間違えてしまうなど、患者の命に関わるようなことも発生します。
その点で、電子カルテならばそういう字の書き方による解読のミスも発生しません。
その上で、オーダー機能というものがついているために看護師が正確に薬剤の投与を行ったか、分量を間違わずにいたかなどがコンピューターによってしっかりとチェックされるようにもなるのです。
こうやってミスを少なくし、医療の質の向上が実現されています。